メディカルオンライン医療裁判研究会 ·
別のコール対応中に患者転倒。病院に532万円の賠償命令
過去の報告事例をまとめた公開資料です。公開月と、個別事例の発生日は異なります。
この記事にコメントするニュースの要点
- 2016年の事故を扱う2022年11月1日の神戸地裁判決です。転倒リスクの高い患者のトイレ介助中、看護師が別室のコールに対応し、患者が一人で廊下へ出て転倒。病院に532万円の賠償を命じました。看護師個人への支払命令ではありません。
- 裁判所は、見守り継続か他の看護師への依頼が必要だったと判断。別室患者に直ちに重大な危険が生じる状況とは認めず、休憩中の看護師へ依頼する時間もなかったとはいえないとしました。判決の確定・上訴状況は資料では不明です。
- 使いどころ:夜勤の応援体制を点検する材料です。コール対応すべてを過失とする判決ではなく、個別の危険性と交代可能性が判断の前提です。誰が見守りを引き継ぐか、休憩中の応援と休憩確保をどう両立するかを話し合えます。
元の記事:トイレ介助中のナースコール対応と転倒事故、2022年の安全配慮義務違反判決を紹介
メディカルオンライン医療裁判研究会の原文を読む ↗看護の仕事にどう関係する?
夜勤中の転倒予防、コールの優先順位、見守りの引継ぎと休憩の両立に直接関わる過去の裁判事例。新事故や看護師個人の賠償命令と誤認させない。
現場で考えたいこと
報道の事実:公開資料によると、2016年4月2日の転倒事故について神戸地裁は2022年11月1日、病院への請求を一部認容(532万円)。10月13日は資料公開日で、新たな事故・判決ではない。
話したい論点:介助中に別のコールが鳴った時、看護師個人の優先判断と応援を出す職場の責任をどう分ける?
記事の要点と、NurseRealが設定した論点を掲載しています。個別の診療判断や患者さんへの対応を指示するものではありません。
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